2025年10月25日
レッスン
バッハチェロ組曲1番アルマンド
ちゃんと弾けているところまでは来ていますね。
フレーズフレーズで区切られているので、全体的にこういう音楽ですよ、というプレゼンテーションできるといいですね。
アルマンドの特徴は、フレーズが終わったと思ったら途切れないで次のフレーズ、次のフレーズと続く感じ。それが素敵。
フレーズが続く感じを顔や体で表現してもいい。
トリルもクォリティを上げたい。何個数を入れるか決めちゃいましょう。
第一部の終わりのフレーズは、飾りなので、途中のフレーズが続いて続いて、とういう感じよりは、低いレ音はたっぷり、終わりましたよ、を表現してみよう。その後の最後のフレーズが軽くフェミニンに聴かせられると素敵。
この曲はスラー、レガート、スムーズさを強調したい。
スラーが無いところや、移弦のところも弓の角度を極限までギリギリにして、弓がパタンと雑にならない様にすること。
A、D、G線と降る時に弓をカクカクせずに円運動で移弦する。腕だけでなく肩から動かす。低音弦は肩を落として腕の重さをのせる。
譜面に気をつける点を書き込み書き込み、みっちり練習しよう!

クーラント
全体的に跳ねている。明確なテーマ3音をしっかりと弓を引っ掛けてリズミカルに。
弓がギギっと弦をしっかりと噛んでから弾く。
同様のフレーズを繰り返すところは、クレッシェンドをベース音も大きくしていきましょう。
レドレシレドレシミレドシ・ドシドラドシドラレドシラ・「シ」ラシソドシラソの「」のシが弱くならないように強調。
前章のフレーズを弾ききってから「シ」を大事に弾く。
最後に休符があるのは余韻を残したいからではなかろうか。
終わりがフワッとしちゃうとフェルマータが付いてるのかな?とか、3拍あるのかな?とか聞こえちゃうので、休符があることを意識させれるように弾き切る。
具体的には弓を弦からサッと離す。
同時に顔を上げて終わりましたよ!という体の表現をだす。
歯切れ。それで次の続くサラバンテに渡せる。
サラバンデ
この舞曲は輪になってゆったり踊る感じで、宗教的な感じもする。
ゆったりとしてい舞曲なので、クーラントのような歯切れを抑えて、せかせかした動作は相応しくなさそう。
ゆったりとした動作や音質。
移弦した時にいきなり音が大きくなったりするのは微妙。
最大限の優しさで。
寝ている赤ちゃんを起こさないよう。
弓を返す時も配慮をもって、寝ている猫ちゃんを起こさないように。
今だと、音質が太すぎるので、ふくよかな感じで。ビールっぱらのおじさんではなく、見た目よりも中身のふくよかさ、器の大きい感じ。
音をぶつけないで拾う。拾うとは、繊細なところなら音を出し始めるイメージ。
クーラントとは対照的な発音を意識。
低いミはドシッと弾かないこと。
前の音よりも優しくフンワリ。その後の静寂を聴かせ、シレの和音はそっと扉を開けるイメージ。その後のドソミのC線を弾く時は肘からフンワリ重さを乗せる。
動作クーラントでパリっと終わった分、サラバンテで繊細な音色と配慮をもった演奏をしているか、愛情を持ってや。


コメント