チェロ本体 ピグマリウスルビーノ RV-350M 2003年製

チェロ本体

言わずと知れた国産ヴァイオリンメーカー株式会社アルシェさんのPYGMALIUSのチェロです。大ファンです。

ボディの形状はストラディヴァリ(ストラド)型よりもふくよかなモンタニャーナ型です。

型番の -M はモンタニャーナ型だそうで、ルビーノモデルは現在のスペチャリタというモデルに該当するそうです。現在は廃盤です。素敵です。

入門楽器のなかでは最強の音質です。これまで触ってきたチェロの中で最も好きな音と言ってもいいです。

オーケストラの奏者のかたも絶賛していました。

表板の木目も良質です。

よき。バイオリンの場合だともっと細かい木目でもよいですが、チェロの場合は年輪と年輪の隙間は2mm程度がいいと言われています。

職人さんありがとう。素敵です。

テールピースは黒檀にリプレースしてもいいかも。まぁ良質なテールピースも現在はなかなか手に入りません。安定の強化プラスチックでいいと思います。

とにかく妥協のないつくりです。誠実なピグマリウスさんです。

4/4のボディサイズを計測してみました。

弦長やネックの長さ等の縦の長さの世界標準はあるものの横幅の規定は厳密なものは存在しません。それぞれの工房で受け継がれる型紙に依存しています。職人さんによっては古い良質な楽器を手に入れて、分解して型紙を作ることもあるのだそう。

さて、このサイズのチェロを収納するには、通常のストラドヴァリウス型のハードケースには全くしまえません。モンタニャーナ型専用のケース(カーボンマックから正規品で販売しています)か、東洋のプリュームファイバーあたりでやっと収納できます。スタイリッシュなBAMのハードケース等では全く収納できませんでした。

BAMは軽くて丈夫で、開閉もしやすく最高です。しかしながら・・このチェロは全く収納できませんでした。

ギリギリ入るということでGEWAのハードケースに入れてレッスンに通っていましたところ、大変にショックなことにエッジ部分が欠けてしまったのです。慌てて修理。丁寧に修理。

駒の角度も慎重に。

これは味です。

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