駒のA線部分にパーチメント皮を貼る

修理

シープレザー等の薄い皮を駒に貼り付けることでA線のが駒への食い込むのを防ぐことができます。

ヴァイオリンやビオラよりもチェロ弦は太いので駒に食い込みにくそうに思えますが、チェロは弦の張力が圧倒的に強いので駒が柔らかい木材だと食い込んでしまうことはあります。

駒にパーチメント皮を貼る

パーチメント皮はネット上でも販売しています。そんなに高価なものではありません。

皮を柔らかくする

皮を水で湿らせて柔らかくします。

皮を成形する

ハサミや彫刻刀でカットし形を整えます。

駒に貼り付ける

接着剤等で駒に貼り付けます。

プロの職人さんに伺ったところニカワではなくこの部分は接着剤を使うのが良いそうです。

接着面が剥がれなくて良いところは強力な接着剤を使用します。逆に表板と側板の結合部にはニカワを使います。季節の変化、乾湿の変化で木が歪むことを想定し、ニカワが剥がれてくれることで楽器の表板等の割れや破損を防いでくれます。

クリップで固定しておきます。

皮が乾燥したら弦を貼る

充分に乾燥したら弦を張ります。

音の確認

調弦をして音を確認したところ音質に違いは感じられませんでした。

これで弦が駒へ食い込むのを防げますね!

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