2001年製の学生用ビオラを掘り起こし顎当てを清掃しようと取り外したところコルクが本体にこびり付いてしまっていました。

顎当てをビオラ本体から取り外すのは面倒だなぁと思いながら20年余り経ってしまいました。その間ずっと放って置いてしまったよ。
その結果コルクと顎当ての接着剤が経年で染み出して本体にコルクがこびり付いてこの有様です。
面倒くさがりという悪癖のツケがまわってきました。楽器をもっと愛せよ。
ビオラの清掃
本体にこびり付いたコルクを丁寧に平刀で削ぎ、ティッシュと楽器用ポリッシュで磨きます。

テールピースも取り付ければ目立たなくなりました。
裏板もこの通り。

少しずつ磨けばきれいに取れるであろう。
ある程度物理的に削ぎ落としたら弦楽器用のポリッシュで磨いてみます。

一滴垂らしてコツコツと捨ててもよいクロスで磨く。

うーん、ちょっと跡が残るなぁ。
顎当ても清掃
このように柔らかなコルクの利点は接着剤が染み出してしまうデメリットもあるのだと気づいた。というかちゃんと外して保管しないといけません。

顎あて側にへばり付いたコルクも削ぎ落として綺麗にやすりました。

ということで無事?綺麗になったものの、この歳になると長い年月使われなかった楽器に感情移入してしまい、なんだか可哀想でならない。
楽器は大切に。人や動植物にも。そう地球を大切に。花鳥風月ですね。
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