2025年11月22日
チェロのウルフの消し方
ウルフが出る音のとき両足でボディを挟むとおさえることができます。
楽器が揺れやすいところに木が馴染んでくる、魂柱も僅かに移動して動くらしいのでウルフが出なくなったり逆に出てきたりするらしい。工房の職人さんに一番よく鳴るツボに調整してもらっても暫く弾いていると変わってくる場合がある。
椅子の調整
音楽室にある楽器用の椅子。
ノブを横にスライドしてつまみをつまんで上下に座面を調整してノブを戻す。
白鳥
最初に弾いて何点だったか?6点とか7点。
A線を弾くとき弓が垂直になってないかも。
最初の音は円を描くように弦に触れるという前々回からの弾き方を意識しているのは良いが、気にするあまり今度は弦と弓の確度がつきすぎている。気をつける。
3音目のシの音は取りづらいですね。第1ポジション4指のレをシッカリ弾いてからシを弾く。ソ4ファ3レ4シ1。の練習。
4音目のミも、第2ポジション1指ド#をシッカリ取ってから4指を自信を持ってパタンと置く。
または1指ドで開く形で4指ミでもオケー。
ヴィヴラート
32連音符でヴィヴラートをかけれたら良い。
ロングトーンの時に弓切り返しのときに左手はヴィヴラートを止まらないように。
フレーズの頭の音のヴィヴラートを意識して綺麗に出すようにしましょう。
弓をアップにする時に突くクセがあるので気をつけよう。フレーズの途中で切り返すとき優しく切り返す。
右手の弓で音を出すよりも左手で語る、音を奏でる意識をしてみて下さい。
音の出し方
ヨーロッパの大きな教会とかホールとか自宅の壁もタイルだとか、空間を響かせる意識になる。
湿度の多く、狭い部屋で練習する日本では、弓をいなたく使う人が多くなりがち。
弓で鳴らすのはもちろんなのだが、、
「左手で語る」
これを心がけてみる。
最後のソ。レを弾いている時に最後のソの音をイメージすること。レ〜〜(このソを弾くぞー)ソ〜〜。です。

アルマンド
通して弾いてみて何点でしたか?7、8点。
一発で決まるのがコンサート。気持ち的に大胆になることが大切。
前半で頂点に持ってきたいのは高いソ。
前に行く感じ、頂点に上っていく感じでクレッシェンドにするなどを表現したい。
ソ〜〜の後のフレーズも引っ込まないほうが良さそう。和音の後も引っ込まないで。
後半の難しいところで弓の量が減っちゃうので、難しいところほど、怖いところほど弓をたくさん使って。
上昇フレーズは重力に逆らうイメージなので、階段を上るように力を乗せる必要がある。もちろん弓、右手に力を入れるのではなく、音の表現として上昇しているフレーズを上昇しているんだよという意識で弾く。
ナチュラルのファ
30小節目のナチュラルのファはほんの少し低く取るニュアンス。ト長調ファのシャープだったのが、ここではナチュラルだよ、という表現。やりすぎるとハズレてるだけになるので注意。指板上の0.数ミリの話。
その後。ナチュラルのファの後のドは優しくフンワリしてみる。前フレーズとの対比にしてみよう。
もう一度曲を通しで弾いてみる
止まらないように弾いてみましょう。少し外れても平気です。
少し無骨なくらいでも良い。というのは、本当に繊細に弾きたいところが強調される。
練習の際に無意識に弾くのは良くないので、どの音をどのように弾くか?を気をつけながら練習する。
先生:会社の経営をしていて色々神経を尖らせることがあると思いますが、私はチェロを生業にして、一音一音どのように鳴らすか、一音に命をかけますよね。神経を研ぎ澄まして演奏している。練習が仕事なので無意識になると良くない。
はい。身の引き締まるお言葉をいただけて嬉しいです。
重音のヴィヴラート
和音のところA線をビブラートしてみますか。
いま重音がワオワ〜ンとなっているので、ワ~ンとなるようにしてみましょう。重音の途中で音が膨らんでしまわないよう気をつけること。弓の重さのタイミングですね。A線が鳴ったら軽くする。さっきまではG線D線を鳴らす、D線A線を鳴らすという2段階の意識が少しあったのでワオワ~ンと鳴ってしまったみたい。意識がそのまま音に出てしまっている。楽譜ではあくまで1つの和音なのでワ~ンと鳴らす。
和音のビブラートはA線の音がシッカリ出てからかける。定まらないうちにヴィヴラートかけると何か変。
全ての和音でやってみましょうか。
最後の重音に関してはクライマックスの始まりなのでその意識を乗せて終わり(おまけのフレーズの前)まで繋げる。



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