ベルリン・フィルのチェリストを31年務めたディートマー・シュヴァルケ氏が辞められるとの記事。

私が首を痛めてからというもの心がけているのは「健康的にチェロを弾く」ということ。
そもそも首を痛めたのは肩が凝るなぁと、首をコキコキ無らしていたからでチェロの弾きすぎとは関係がありません。
しかし、チェロを弾くと首の痛みが気になる。
ということは変なところに力みがあり、少なからず首の痛みや頭痛に影響があります。それを医師に伝えると、チェロ弾くの控えてくださいと言われてしまいました。
芸能の道は永遠です。
身体に優しいチェロの奏法を心がけながら、できる限りこの身体で永く弾けるようチェロ人生を歩んでいきたいです。



先生から教えてもらった書籍やこれらの書籍に身体を痛めない奏法が載っていました。
どの著者も共通して主張されているのが、音楽的な演奏をする代償に身体を酷使するようなことは決して必要ない、ということです。
就学者、若い奏者たちは「音楽的な表現で演奏するには、この腕の疲労は仕方ないことだ」等と何かを得るために何かを失う必要があると考えてしまうことがあるらしい。確かに昭和世代の私もそう考えてしまいがちです。
しかし先生は数時間もオペラの舞台のオケピで演奏しっぱなしでもお尻が痛いとかあるけど、まぁそんな疲れないとおっしゃってました。
つまり、音楽的な演奏をしても弓を持つ右手右腕右肩、指板を押さえる左手左腕左肩、強いては身体全体が無理無く自然体で演奏することは可能だというこです。
弓が弦に引っかからないまま弾いても綺麗な音は出ず、無理な力が入り手が疲れるだけということはレッスンで先生さら幾度となく指摘され知識としては知っていましたが、書籍の文面でしかも複数の著者が書いているのを見ると、ですよね~と痛烈に刺さります。
ごめんなさい、先生。ごめんなさい私の身体。
このように、医師からチェロの演奏を止められ弾けない期間でも、チェロを弾くための勉強はできます!
書籍からの知識の収集やプロの人たちの演奏映像からの学びも練習の一部です。
この怪我を良い機会と捉え、今後の人生をチェロの演奏のために健康第一でできる範囲で誠意を持って歩んでいこうと思いました。
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