2025年8月15日
待ちに待ったレッスンの再開!健康第一!
移弦の際の丁寧さ、レガートは細部に宿る。レガートを丁寧にして曲の醍醐味が味わえる。
右手の小指
弓を持つ右手の小指が弓から浮いてしまっているので気をつける。
小指はフロッグに乗せておく。
弓が弦を噛んで振動した後、弓の中程にある瞬間は小指はさほど重要じゃないかも知れませんが、弓先と弓元のときに繊細な操作をするためには小指の支えが重要。
もちろんギュッと握っている状態ではなく、重力から弓を支えている様な感覚で。
無伴奏プレリュード
運弓は色々あるけど、まずスズキ・メソードの運弓で軸を練習しましょう。ベーレンライター版も良いよ。先生はインターナショナルミュージック社のバッハの奥さんが転記した手書きの譜面のコピーが載っている楽譜を持っていた。
運指もしっかり譜面に書いてまずは基本の軸を作りましょう。
ルート音をしっかり鳴らす。アップボウのときもルートをしっかり鳴らす。
ルートのE音はC線が初めてでてくるので、チェロという楽器らしさを。C線とG線の移弦はほんの少し同時に鳴らすくらいにレガート大事に。和音になっても重く暗い雰囲気が出て良いかも。
移弦のレガート大事。テンポも気をつける。移弦は次の弦、次の弦とスイッチのようにカクカクと弓の角度を切り替えるのではなく、自然な円運動の中で移弦が生まれる感覚で弾けていますか?移弦のレガート。弓が隣の弦に切り替わる瞬間の刹那に気を配る事がレガートを綺麗にさせる。
最初のG音も出来る限りD線寄りの弓の角度で弾き始める。そのくらい繊細に気にかけて弾いているか。
前半のテーマは弓の配分に気をつける。最初の4音は、弓の3分の1くらいで残りを滑らかに優雅に使う。右腕はボートのオウルを漕いでいるかのように音楽的なフレーズと連動。合わせて8の字を描くように。演奏の見た目、絵でも滑らかさを魅せたい。
後半のフレーズは開放弦は軽く、左手で押さえる実音のフレーズを強調するイメージ。
白鳥
バレエの曲。先生は老いた白鳥が最期まで優雅さを残す感じをイメージしています。
何十メートルもある長い弓で一連の音を弾いているかのような気持ちで。現実は弓を返すことになっているがその気持ち。
弓を返すときポジション移動時に左手よりも一瞬弓が先に動き出すイメージ。
2音目と3音目の間のグリッサンドはなるべく鳴らさないようにしたい。運弓をわずかに遅めてグリッサンドが鳴らないようにする気持ち。やりすぎるとレガートが途絶えてしまうので気をつける。
D線からA線の移弦の時に弓の着地の繊細さ、移弦する刹那を気に掛けること。その時に右手小指をフロッシュから離していないことを確認。
細かいところに気を配って演奏しているのを、チェロを演奏している人同士ならもちろん、あ、気をつけて弾いているんだなと加点として評価してくれるかも知れません。
しかし、この繊細さを心がけているかどうかは、残酷なことに音楽をやっていない人も万人が「あ、何だか変?」と感じ取れちゃう部分なのです。
これらの微細な部分に気をつけることがプロ・アマ問わず、聴いている人が上手いと感じる分かれ目だと思われます。
先生、耳が痛いです(爆笑)
気づき → 物理的な演奏技術の改善
この繰り返し。
高いD音の左手
F#音を3指で押さえたあと、1指(F#音)の位置に親指を置く。3指をスライドさせて滑らかにD音に移動する。わずかに弓の動きが先行していること!
親指の位置と3指の間隔を覚えればD音を取ることができます。運弓が先行するしつつ、D音の音をめがけて3指で押さえたのちしっかりと音を鳴らす。
このとき左手の指には力を入れないこと。左手の形を丸めてリラックスさせる。1,2指も丸めて弦の上にふわっと乗ってる感じ。ピンと指を突っ張らないこと。親指以外はだらっと力を抜く。
親指がしっかりと指板を押さえて腕の重さを支えつつ位置を固定している感じ。それにより1,2,3の指はリラックスできる。
親指だけは丸めず、指先ではなく第1関節付近で弦を押さえている感じ。左手の平はチェロの表板に触れていない程度に浮かしている。手首は腕と一直線上にあるようにする。必然的に腕が少し持ち上がり脇は開いてる、かつ肩に力が入っていないリラックスした姿勢。
1指から3指を押さえるとき
2の指が浮いてしまう癖がある。1指から3指を押さえる時に2の指も同時に押さえると安定しやすい。
運指より運弓が先行する練習
大げさに機械的に練習する方法をやってみましょう。
弓→左手ポジション変更の練習。
次回アリオーソや愛の挨拶をやってみましょう。
引き続き白鳥とプレリュードも。アルマンデも。
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